みんなのお役立ち
てんかんに関する様々な情報をお届けします。
自分のことだから自分で伝えたい
友だちには迷惑をかけたくない
自分のてんかんや高次脳機能障害のことは、高校の先生には「学校生活支援シート」という紙で全て伝えています。学校で迷子になることがあるので困ることがあります。友達には「自分にはこういう症状がある」と、じかに話すようにしています。薬を変えるときも友達に言います。「変えた薬が合わないと、倒れたり、暴言を吐いたりするかもしれない。そのつもりでよろしく」という感じです。
部活はバスケをやっていますが、練習中や試合中に頭がくらくらしたり、ボーっとしたりすることがあります。すると、「あれ? ドリブルってどうやるんだっけ」と、わからなくなってしまいます。発作が起こる直前という感じです。
そんなとき、仲のいいチームメンバーが「大丈夫か?」と声をかけてくれることもあります。正直に「大丈夫じゃない」と返事しています。
このまえのバスケの大会で、うちのチームは3位でした。1位を目指していたので、くやしいです。友だちにてんかんや障害のことをちゃんと話すようにしているのは、伝えないで練習や試合のときに迷惑をかけてしまうのが嫌だからです。
インタビュー実施日:2019年2月15日
場所:福祉財団ビル 中会議室
患者さんの許可を得て掲載しております。