みんなのお役立ち
てんかんに関する様々な情報をお届けします。
自分と、家族と、周りと支え合う
直接会って話をすることが大切
私はてんかん協会で交流会の運営を担当しています。交流会で経験者のお話をうかがうことの意義は大きいと思います。科学的な根拠はあるかどうかということは、あまり問題ではありません。一人ひとりのお母さんたちの体験を踏まえたお話は、どれも貴重で、心を動かされるものです。経験者から「今どうしている」「この先どうする」といった話を聴いたり、アドバイスを受けたりすることで不安が解消されます。
ネットサーフィンをしてさまざまな書き込みをみることも参考にはなります。ただ、語り合いの場にあるエモーショナルなもの、顔をみて得られるものは少なくありません。会っていないときでも次行くときまでの心の支えになりますし、「次回はこういうことを聞いてみよう」と思って心を強く保てます。これは男性と女性の違いなのかもしれません。女性にとっておしゃべりをすることは重要です。
交流会に初めて来た不安でいっぱいのお母さんがいると、メンバーの誰もが丁寧に話を聴いてあげたいという気持ちになるようです。でも、そういうお母さんからお話を聴いている側も励まされている感じがします。人と対面して話をするということには、そういう力があります。
てんかん協会では定期的に講座を実施しています。個別面談では医師から直接お話をうかがうこともあり、貴重な機会になっています。
インタビュー実施日:2019年2月15日
場所:福祉財団ビル 中会議室
患者さんの許可を得て掲載しております。